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剣道屋.com
記憶術という言葉を聞いたことがありますか。私が知っている
のはもう20年以上前の渡辺剛彰先生の記憶術でした。
これは体の部分、つまり頭、目、鼻、耳、首、腕・・・と覚える
ものをくっつけていくという方法。つまり覚えるものが化学の
同素体の硫黄、炭素、酸素、リンだとすると頭には電球で頭
を殴られた(電球のフィラメントの取り付け部分には硫黄の
成分が入ってます)、目には練炭火鉢が飛び込んできた。鼻
の穴に酸素ボンベを詰め込んだ。耳の穴にマッチ(マッチには
リンの成分があります)の棒を耳にいれた。というように覚え
ます。
2~3回このイメ-ジを繰り返すと覚えられます。
剣道では昇段審査の筆記試験でこのたぐいのことが出ます。
大抵そのまま出題されます。例えば問題で「気剣体一致につい
て述べよ。」の問題では
解答例では「気剣体一致とは気合、体捌き、竹刀の動きの三つ
が常に一緒になって打突しなければならないのであって、一つで
も欠けると有効打突にはならない。
気とは意志や心の働きを言い、充実した気勢や大きな声を出し
気持ちを集中させての決断力を言う。
剣とは刃筋の通った正しい竹刀操作、竹刀の働く作用を指す。
体とは正しい体さばき、体勢のことで正しく踏み込んで打つ
ことを指す。」
ここでのキ-ワ-ドは気,剣,体です。問題文を最大限に活用し
ます。解答は問題文の中にあるということです。気は面、剣は
竹刀、体(体捌き )は胴だとイメ-ジします。解答から「気剣体
一致とは気合、体捌き、竹刀の動きの三つが常に一緒になっ
て打突しなければならないのであって一つでもも欠けると有
効打突にはならない。」この文章を実際にゆっくり声をだして
4~5回言います。次にここで面と胴と竹刀が一緒にくっつい
たとイメ-ジ(解答の一緒になってというところ)します。一つ
でも欠けてはならないというところは付け加えて一挙にイメ-
ジするとともに声を出して覚えます。
次に「気とは意志や心の働きを言い、充実した気勢や大き
な声を出し気持ちを集中させての決断力を言う。 」の所を
ゆっくり声をだして4~5回言います。
次に面からは気合いが出ている。大きな気合いになる。→気
→意志や心の働き(この部分は一挙にイメ-ジしながら声を出
して覚えます)から大きな気合(気合い)は気持ちを集中させ
ての決断力、この部分もイメ-ジしながら声を出して覚えます
。
次に「剣とは刃筋の通った正しい竹刀操作、竹刀の働く作用
を指す。」です。これもゆっくり声をだして4~5回言います。
これは竹刀です。竹刀でまっすぐに打ったイメ-ジ(→解答
の「刃筋の通った正しい竹刀操作を」)を浮かべ次に、相手の面
を改心の当たりで打ったイメ-ジ(→解答の「竹刀の働く作用
を指す。」)です。
最後に「体とは正しい体さばき、体勢のことで正しく踏み込
んで打つことを指す。」です。これもゆっくり声をだして4~
5回言います。
体はイメ-ジするのは胴でした。前にイメ-ジした改心の
面打ちの時の胴はまっすぐ相手の中心に向いていたとイメ-ジ
します→解答の「正しい体さばき」そしてイメ-ジした胴から
足がはえてきて「踏み込んで打ったと」イメ-ジします→解答
の「正しく踏み込んで打つことを指す。」
以上、面、竹刀、胴が一緒にくっついた。面からは気合い
が出て、それが大きくなった。竹刀は正しい面打ち、改心の
当たり、胴は相手の中心、胴から生えた足はと、これらイメ-
ジするのは何だったを思い出してくっつけてください。こうやっ
て文章に書くのは長いのですがイメ-ジするのは慣れてくる
と時間は掛かりません。
イメ-ジが十分出来たら今度は実際に書いてみてください。
イメ-ジするのと実際に書いてみるとは違います。書いてみれ
ば不十分な所がはっきりわかります。このような事をしたことが
ない方は最初時間がかかると思いますが慣れてくればこのぐら
いの作業はは10から15分で完了します。是非試してください。
最近は円周率のπ 3.14・・・・・・・・・・・・の10万桁という途方
のない桁数を覚えている人がいます。確か一本の映画のシ-ン
のその場面に連想させて数字を覚えて行くのだったような気が
しますが違っているかもしれません。原口記憶術
行っているはずだったと思ったので山間の中学校の体育館まで出かけ
たが、今日は市の大会があったらしくそちらにでかけたらしい。
しかしせっかく来たので見学してかえることにした。今回の初段審査の
子は8人だった。最初の子は良く打てたと思った。結果をみると合格者は
4人だけだった。確かに十分でない子もいたがちょっと厳しいかなという
感じもした。
文章の続き具合がおかしいところもあった(歳がいくとどうもこのようなところだ
けが気になってしまう。)けれどいい文章だった。「どのような人に対しても侮っ
たり礼を失するようなことがあってはならない。・・・・・・・(中略)・・・・・・理解と
協力をもって」というような下りであった。
剣道をする上では男も女も大人も子供も関係はない。しかしそこにを模範解
答にもあったけれど「人を敬い尊ぶ」心がなければならない。常にそうありたい
ものだと思う。
当日は思いのほか早く目がさめた。準備をして胴着を袴を
身に着けて面を準備していると少し湿っていたが仕方がない
と思いながら面、小手、手ぬぐいを防具袋に詰めて出発である。
審査場に着いてみると人気がない。「あれっ!」と思いなが
ら「あっここではなかったのだ。あの体育館だ。」と思いそち
らに向かうとやっぱりそこだった。今回は意外と受験者が少な
かった。初段で10名程度である。早速、相手を探して形を合わ
してもらうように話したら機嫌よく応じてくれた。彼はかなり
練習しているようだった。前日の私の練習は打方だろうと思っ
ていたので打方ばかり気をとられていたが仕方だった。数回
彼と練習をして大体、間合いと感覚ができた。相手のどちらか
一方がうまく行かないとそのペアの両方がだめのように見えて
しまうのでよく練習した人にとっては迷惑になってしまうので
ある。
筆記、実技ともまあ、大丈夫かなと思っていた。最終の形で
ある。これも中学生のT君のリ-ドでだいたいできたかなと思っ
て退場していたら支部長のS先輩が「4本目足が逆じゃなかった?
それと脇構えの時は引くんだよ。」と言われて一瞬ガクッ!とな
ったが結果は合格だった!いつも練習している中学生の男女2人
も合格していてよかった思った。今回は8人中5人が合格であった。
不合格の3人も見ていた限りでは合格者に見劣りするようには
見えなかったがと思った。
昨年の6月から30年ぶりに剣道を始め「途中でやめるだろうな」
と思いつつも「よく1年間続けてこれたな」と帰りの車を運転しな
がら思った。最初に剣道を始めた中学生の時とは違った感覚があっ
た。剣道を通して多くの今まで知らなかった人と知り合いになり
話をすることができた。「ありがとうございました。」
と思わないわけではないがこれも修行。今回の1級は地元の剣道教
室が審査会場だったので知ってる人が多い。これも修行である。
審査は無事に通過した。後で講評があり「年が行っているので無理
をしないように」といわれた。今度は初段である。これだけ長く続ける
ことが出きるとは思わなかった。