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 私は中学の時に剣道を始めた。よほど合っていたのか練習が

楽しくて仕方がなかった。今のように小学校から剣道をするよ

うな人もいなくその場所もなかった。

 また、私だけ当時としては高価な藍染めの胴着を着ていた。

 これはいまでも付けている。どういう訳か、大柄だった私に

合う胴着がなかったので私の母親が当時としては一月分の給料

にもなるような物を買ってきた。

 練習は熱心にした。近くに工業高専があり頼み込んで練習さ

せてもらった。防具も私の祖父の弟のものを父が譲ってもらい

それをつけていた。戦前のもので作りは非常に頑丈なものだっ

た。また竹刀は袋竹刀であってこのときはじめて戦前の人は

袋竹刀を使っていたのだということ知った。

 今は中学生でも数十万もするような防具を使っているが当時

の私の気分もそれと同じぐらいだったように思う。この時忘れ

られないのは、甲手の内側が破れてしまった事である。今なら

簡単に修理してくれるところもあるが当時は田舎の事でもあり

そんな所は無かったのである。

 そこで私は町まで自転車で出かけていき靴屋さんで皮切れを

買ってきた。当時の靴やさんは靴を修繕しているところが多か

ったのである。靴屋さんで理由を話すとタダ同然のような値段

で売ってくれた。

 それを持って帰って修理である。さて、でもどうやるかわか

らない。とにかく両甲手の内側の皮をきれいに切り取ったのは

良かったけどそこからが問題である。

 考えたあげく内側の部分に合うように買ってきた皮を切り取

って、錐をもってきて甲手の端の部分を3ミリ感覚ぐらいに順

次穴を開けてゆき切り取った皮もその穴に合うように端の周囲

に穴を開けて行った。革靴に使う皮だから柔らかくなく非常に

堅く簡単に錐が通らない。それでも順次貼り合わせるようにあ

けていった。そして少し太めのナイロン糸で縫い合わせるので

ある。中学生の当時の私としては気の遠くなるような作業だっ

たけど両方とも仕上げることができた。今でも信じられないよ

うな事だと思っている。それだけ集中力があったのだと思った。


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